山邉ブログ

2012.04.02更新

前回、消費増税関連法案について書きましたが、この法案は消費税の改正だけでなく、相続税や所得税についても改正を予定している項目があるので、触れておきたいと思います。

1.所得税
税率構造を見直し、現行の所得税の税率構造に加え、課税所得5000万円超については45%に引き上げることとしています。高い所得階層については、格差是正、所得再分配機能の回復を図る観点から負担増を求めることとしています。

2.相続税
相続税については基礎控除を見直すこととしており、定額控除を5000万円から3000万円に、法定相続人の比例控除部分を1000万円から600万円に引き下げられます。
課税最低限を引下げることにより、より広くの国民から相続税の負担を求めると同時に、税率構造も見直すこととしており、最高税率は現行の50%から55%に引き上げを予定しています。
また、贈与税については親と子の間の贈与税の負担を軽減し、資産の移転を促すと同時に、それ以外の個人間の贈与については、税率構造も現行より細かく見直すこととしています。


引き続き改正法案の動向を見守りたいと思います。



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山邉洋税理士事務所
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投稿者: 山邉洋税理士事務所

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